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原因3:遺伝によるもの

噛み合わせが悪くなると考えられている原因のひとつに遺伝的要素があります。噛み合わせと遺伝について説明し、混同されやすい噛み合わせの悪さと歯並びの悪さについても解説します。

遺伝によって噛み合わせが悪くなる理由

顎画像一般的に、歯並びの悪さには遺伝的要因と環境的要因があるといわれています。

たとえば、顎の骨格が小さいと、狭いところに歯が生えようとするので、八重歯になったり、下顎よりも上顎が大きい場合には出っ歯になったり、下顎が出てしまう場合には受け口になったりすることがあります。

これは「骨格性不正咬合」とよばれ、遺伝的要因であるといわれています。

一方の環境的要因とは、指しゃぶりや頬杖、口呼吸、舌癖(舌で歯を押す)などがあると、出っ歯になったり、すきっ歯になったりすると考えられています。

歯並びの悪さ=噛み合わせの悪さと考えがちですが、歯並びの悪さと噛み合わせの悪さは違います。

一見、歯並びが悪く、噛み合わせも悪いように見えても、噛み合わせがいいという場合もあります。

逆に、歯並びがよく、噛み合わせに何の問題もないように見えても、噛み合わせが悪いという人もいるのです。

歯並びの矯正治療によって噛み合わせが悪くなることも

歯並びの悪さ=噛み合わせの悪さと勘違いをして、噛み合わせの悪さを治すために、歯並びを矯正しようと考えている人もいるかもしれません。

歯並びの悪さを治すためには、矯正装置は有効です。けれども、噛み合わせの治療のために行われる補綴(ほてつ。歯が欠けたりなくなったりしたときに、クラウンや入れ歯、ブリッジなどの人工物で補うこと)と矯正は別物です。

歯並びを矯正するだけでは、噛み合わせはよくなりません。

最近では、歯並びの矯正として、「インビザライン」などを使っている人も多いようです。

インビザラインは、マウスピース型の矯正装置で、透明で目立ちにくく、取り外しができ、痛みがないなどの特長をもち、人気を集めています。

けれども、インビザラインなどのマウスピース型の矯正装置で治療をすることで、逆に、噛み合わせが悪くなってしまう場合があるので注意が必要です。

歯並びを矯正しつつ、噛み合わせもよくしようと考えているのであれば、矯正だけでなく、噛み合わせについてもきちんと理解している専門医にかかるのがベストなのです。